久しぶりにミュージカル映画『RENT』を観ました。
やっぱり、よかった。ちゃんと泣きました。
そしてそのまま特典映像のドキュメンタリーへ。
気づけば止まらなくなって、合計4時間コース。
改めて思いました。
この作品の魅力をちゃんと伝えたい。
『RENT』とはどんな作品か
『RENT』 は、
1990年のニューヨークを舞台にしたミュージカル作品。
もともとは1996年、オフ・ブロードウェイで初演され、
その後、ブロードウェイに進出し、大ヒット。
さらに、ピューリッツァー賞やトニー賞を受賞し、
2005年には映画化もされました。
テーマは、
- 貧困
- エイズ
- 性
- 夢を追う若者たちの葛藤
かなり重たい題材を扱いながらも、
音楽の力で“生きるエネルギー”として描いている作品です。
ちなみに、元になっているのはオペラ『ラ・ボエーム』
それを現代版として再構築したミュージカルです。
圧倒的すぎる音楽の魅力
この作品、とにかく音楽がすごい!
冒頭のゴスペル「Sessons of Love」で心を掴まれたかと思えば、すぐさまロックな「Rent」、
そこから、バラード、ポップ、タンゴ、R&B…
ジャンルがとにかく幅広い。
それなのに全曲ちゃんと作品として成立している。
さらにラストでは、複数のメロディーが重なっていく
「これぞミュージカル!」な曲!(カウンターポイントというらしいです)
これを一人で作り上げたという事実に、ただただ圧倒されます。
個人的に好きなポイント
この作品、語り出すと止まりませんが、いくつかだけ。
まずは「Seasons of Love」
作品を観る前から好きだった曲で、
高校の頃、合唱団の卒団で歌った思い出があります。
そして「No day but today」
これはもう、自分の中で座右の銘になっています。
「今を生きる」
それをここまでシンプルに、力強く伝えてくる言葉はなかなかないです。
あとちょっとした話ですが、
「I Should Tell You」が日本語で「愛してる〜」に聞こえるという。笑
でもこれ、歌の内容と重ねると、
「もうそれ言うてるやん!」っていう深みが出てくるのがまた面白い。
キャストの熱量
映画版で特にすごいのがキャスト。
映画が作られたのは初演から約10年後。
それにも関わらず、主要キャストの多くがオリジナルメンバー。
つまり、オフブロードウェイでこの作品を作り上げた本人たちが、
そのまま映画でも演じている。
その熱量が、画面越しでも伝わってきます。
さらに、ミュージシャン役のキャストが
リアルにバンドマンだったりと、説得力もすごい。
そんな彼が、ブロードウェイまで上り詰めるとは…
そして、あのイディナ・メンゼル の
ブロードウェイデビュー作でもあり、出世作でもある作品。
作品を完成させた人物
この作品のすべてを作り上げた人物、
ジョナサン・ラーソン
作曲・脚本・構成、すべてを一人で手がけました。
そして——
彼は、初演の前日に亡くなりました。
35歳という若さで。
彼は、自分の作品が評価される瞬間を見ることはありませんでした。
それでも公演は決行され、
彼の死とともに作品は大きく注目され、
やがて社会現象とも言えるヒットへとつながっていきました。
この事実を知ったとき、
「No day but today」という言葉の重みが、まったく変わりました。
明日が来る保証なんて、どこにもない。
だからこそ、
今日という一日をどう生きるか。
『RENT』は、それを“押し付ける”のではなく、
音楽と物語で、自然とこちらに問いかけてくる作品です。
今でも私のNo.1
もう20年以上前の作品ですが、
まったく色褪せることがありません。
むしろ今の時代だからこそ、
より強く響く部分もある気がします。
今を生きるすべての人に、
一度は観てほしい作品。
そしてできることなら、
いつか舞台でも観てみたい。
そう思わせてくれる、
自分の中で一番好きなミュージカルです。
RENTについて語ったこちらの記事もよければどうぞ。


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