対話とは何かが見えた日 ― 5年後の未来を考える研修から

研修でつながり始めた感覚

ベネッセの庄子寛之先生に研修に来ていただきました。

テーマは「5年後の未来を考えた対話」

今回の研修で、今まで自分の中にあったいくつかの疑問が、
少しずつ解消されて、つながっていく感覚がありました。

心理的安全性から始まる場づくり

まずはアイスブレイクから。

何でもバスケットとフリートークを組み合わせた活動。
印象的だったのは、真ん中に来る人が「2人」だったことです。

それだけで、真ん中に来てしまった時の安心感が少し変わる。

続いて「ホメホメタイム」(違う言葉だったけど思い出せない!)

1分間、1人の良いところを言い続ける。
受け取る側は「ありがとう」と返すだけ。

ただそれだけなのに、
不思議と空気がやわらかくなりました。

そして、自分は褒めるバリエーションが少ないことに気づく…

腕や手を前で組むと「守り」の姿勢になるという話も印象的でした。
ついついやってしまっているとき、あるなぁ。
身体を動かしながら話し、身体を動かしながら受け取る。

対話は、言葉だけじゃないと感じた時間でした。

「対話し続ける」研修

今回の研修は、とにかく対話の時間が多かったです。

ペアで、4人で、そしてメンバーを変えながらたくさん対話しました。

問いも多様でした。

  • 5年後、どうなっているか
  • 「学びに向かう力」とは何か
  • 進学校としての実績
  • 学校にできることは何か

どれも正解はありません。

でも、それぞれの考えがそのまま価値になる問いばかり。

自分の中にある言葉を出せた場面もあれば、
考えきれずに言葉にできなかった場面もありました。

でも、そんなときは、
周りの先生の言葉をひたすら聞くことに専念できました。

研修後に始まる「本当の対話」

研修が終わったあと、少しもやもやが残りました。

でもその感覚が気になって、
なんとなくタブレットを開き、ふりかえりを書き始めました。

すると、不思議なことが起こりました。

研修中には出てこなかった言葉や考えが、
次々と出てくるのです。

キーボードを打ちながら、
頭の中では他の先生の言葉が再生される感覚。

それに対して、
「いや、こうじゃないか」
「でも、こうも考えられる」

そんな自分との対話が始まりました。

そしてそれが、言葉になってタブレットに打ち出されていく。

これが、もう一人の自分。いわゆる「メタ認知」なのかもしれないと思いました。

対話は「その後」で完成する

今回、一番大きな気づきがありました。

対話は、その場だけでは終わらない。

むしろ、
そのあとの「自分との対話」で完成する。

そのための「ふりかえり」活動。

これまでも研修後にふりかえりはしていました。

でも、それを「対話の続き」として捉えたことは今までありませんでした。

対話 → ふりかえり(メタ認知) → 新たな気づき

この流れがあって初めて、
自分の中に変化が生まれる。

これが、対話の本質なのかもしれないと感じました。

授業で対話を起こすために

では、これを授業でどう生かすのか。

そこで浮かび上がってきたのが「問い」

これまで「問いが大事」とはよく聞いていました。

でも正直、
何が良い問いなのかはよくわかっていませんでした。

今回の研修を通して見えてきたのは、

「答えがわかりそうで、わからない問い」

だからこそ、

  • 多様な意見が出る
  • 対話が生まれる
  • 新たな考えにつながる

言葉にするとシンプル。

でも、その問いにたどり着くまでの道筋は、
まだ自分の中で見えていません。

これからの自分への問い

今回の研修は、
答えをもらう場ではなく、
新しい問いをもらう時間でした。

対話とは何か。
問いとは何か。
そして、自分は何を大切にしていくのか。

まだ整理しきれていない部分も多いのが正直なところです。

でも、このもやもやを持ち続けることが、
次の一歩につながる気がしています。

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