ただのエンタメじゃない。R-1は「伝える力」の教科書だった

久しぶりのR-1グランプリ

昨日、久しぶりにR-1グランプリを観た。
もう始まってるやん!と思った後の、TVerの追いかけ配信。便利すぎる。

ここ3〜4年しっかり観ていなかったからこそ感じたのかもしれないが、
今年は明らかにレベルが上がっていた。気がする。

特に、決勝に残った3名。
これはもう、別格だった。

凄さ①:話力でねじ伏せる

ドンデコルテ 渡辺銀次

M-1決勝経験もあるコンビの一人。
知名度もあったとは思うが、それ以上に圧倒されたのが話力

マイク一本。
それだけで、あそこまで人を引き込めるのか。

・目力
・緩急
・声の大きさ
・キレ方
・見え隠れする“変態さ”

気づけば最後まで聞き入ってしまう。

同じタイプのネタを2本持ってきたことで、
他の2人との差が生まれたようにも感じた。

ただ、その分キャラの一貫性は抜群。
「この人はこういう人」という軸が強く、
今後も生き残る芸人だと感じた。

凄さ②:構成力と演出のセンス

今井らいぱち

今回初見。

1本目はプレゼンネタ。
スライドを使った構成に、思わず前のめりになる。

人前でスライドを使って話す経験がある側からすると、
ないだろうけど、「もしも」の状況が面白すぎて、かなりハマった。

そして驚いたのが2本目。

まさかの絵描き歌。
しかも、1本目とは全く違うキャラ。

・スライドの使い方
・ネタの構成
・キャラの立て方

どれも高水準なのに、
“スライドだけの人”になっていないバランスがすごい。

あと、同じ今井。ちょっと親近感。笑

凄さ③:多彩さと専門性の融合

トンツカタン お抹茶

こちらも初見。
1本目の音楽ネタで、一気に心を掴まれた。

おそらく、かなり音楽ができる人。
(絶対音感あるんじゃないかな。知らんけど)

ただすごいのは、そこじゃない。

コアになりすぎない。
誰でもわかるレベルに翻訳されている。

専門性 × わかりやすさ
このバランスが抜群だった。

2本目はまた別方向。
小道具や衣装も含めて、完成度が高い。

細かい「上手いこと言う」笑いもツボ。

個人的には優勝。勝手に。

その他で印象に残った芸人たち

・真輝志
→ もはや演劇。一人芝居として完成度が高い。
 他のネタも観たくなった。

・ななまがり 初瀬
→ 「言い切る男」という強烈なキャラ。
 こういう“残る力”はやっぱり強い。

決勝3人に共通して見えたこと

今回観ていて、はっきりと感じた共通点がある。

それは、

・圧倒的な練習量
・圧倒的な演技力

そしてその結果として生まれているのが、

「とにかくわかりやすい」ネタ

考えなくても、スッと入ってくる。
誰にでも優しい。

これは簡単そうに見えて、
実は一番難しい。

ピン芸人から学ぶ「一人で伝える力」

ただ「面白かった」で終わるのは、もったいない。

今回強く感じたのは、
ピン芸人のやっていることは、

「一人で前に立って、何かを伝える」

という点で、
自分の仕事と本質的に同じだということ。

・話し方
・間の取り方
・見せ方
・構成
・キャラ

全部、学べる。

そして、R-1という「競い合う場」があるからこそ、
このレベルまで引き上げられている。

環境が人を育てる。
まさにそれを体現しているように感じた。

ちょっとだけ本音

R-1、出ようかな。

…と思ったことがないと言えばウソになる。

でも同時に思う。

生半可な気持ちで立てる場所じゃない。

だからこそ、

いつか自分の個性を磨いて、
本気で挑戦してみたい。

…まあ、半分冗談やけど。笑

伝える力は「磨ける技術」

今回のR-1は、ただのエンタメではなく、
「伝える力」の教科書だった。

・わかりやすくする力
・引き込む力
・自分を表現する力

これらはすべて、磨くことができる。

そしてそれは、
教室でも、舞台でも、同じ。

だからこそ、
ちゃんと観て、ちゃんと学びたい。

そんな大会でした。

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