ブレインストーミングを学校で使ってみた
今回は、ブレインストーミングの話。
心理的安全性インプロファシリテーターの資格取得の時に学んだものです。
ブレインストーミング(brainstorming)とは、問題解決やアイデア創出を目的とした集団発想法です。意見やアイデアをホワイトボードや付箋で可視化しながら議論を進めることで、問題解決の糸口や新しいアイデアの発見を促します。アメリカの実業家アレックス・F・オズボーン氏によって考案されました。
引用:https://www.kaonavi.jp/dictionary/brain_storming/「kaonavi人事用語集」
「最高の〇〇」を考えて、ホワイトボードや付箋を使いながら意見を出し合っていく。
ここまではよくある形。
でも、この手法の面白いポイントはそのあと。
「最悪の〇〇」を考えること。
これが、めちゃくちゃ出てくる。笑
そしてもう一度、「最高」に戻る。
しかも今度は「考えうる史上最高の〇〇」
最悪のイメージを一度通ることで、
より具体的でリアルな「最高」が見えてくる。
まさに逆転の発想。
「アンチプロブレム手法によるブレインストーミング」と習いました。
これは使える!と思い、さっそく学校現場でも取り入れてみました。
実践① 登下校指導
異学年で集まり、学期に一度行われる登下校指導。
ここで、
「最高の小学生に見られるには?」
をテーマに考えてもらいました。
今回はロイロノートではなく、黒板と電子黒板を併用。
(一度きりの活動で共有ノートを作る時間ロスを考慮。あと低学年は発言の方がしやすい。)
流れはシンプル。
- 最高の小学生
- 最悪の小学生
- 史上最高の小学生
最低は2つ目ということもあり、要領をつかんだのか、発言が一気に増えました。

さらに、
「バスに乗る前は?」
「乗ってからは?」
と場面で区切ることで、より具体的な姿に。
限られた時間、しかも異学年。
それでも全員が「自分ごと」として考えられる時間になりました。
実践② 学校体験会(未就学児との関わり)
未就学児が小学校体験に来る日。
3年生と一緒に蚕の糸取りを行いました。
と、その前に、ブレインストーミング。
(時間の都合上、ロイロ上でこちらが発言をメモする形)
テーマは
「安心できる小学生」と「安心できない小学生」
(ゴールに合わせて、イメージしやすい言葉に変えました。)
最初の「安心できる」では、
- 優しくする
- 笑顔
- 自己紹介
など、少し抽象的な意見が多め。
でも「安心できない」になると、
- 怖い
- 怒る
- 強く言う
- 「なんでできないの?」
と、一気に具体的な言葉が出てきました。
そこで、もう一度「安心できる」に戻る。
すると、
- やさしい言い方
- 励ます言葉
- 具体的な声かけ
まで落とし込むことができました。

結果として、
未就学児は安心して体験でき、
3年生も「どう関わればいいか、どんな言葉がけをすればいいか」が明確に。
お互いに安心できる時間になったのではないかと思います。
実践③ 学級目標(これからやりたいこと)
これは、担任を持ったときにやりたいこと。
学級目標を決める際に、
「考えうる史上最高の〇年〇組」をみんなで考える。
これを通して、
- クラスの理想像の共有
- 子どもたちの楽しみ
- 不安や気になっていること
が見えてくるはず。
ただ目標を決めるだけでなく、
クラスの土台となる「安心」をつくる時間にもなると考えています。
ブレインストーミングの可能性
「最高」→「最悪」→「史上最高」
この流れを通すだけで、
子どもたちの思考は一気に深まります。
そして何より、
全員が参加しやすい。
これが大きな価値だと感じています。
新学期に向けて、
何か一つでもヒントになれば嬉しいです。
ぜひ一度、試してみてください!


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