バナナ

「バナーナ パワー!」

と、山ちゃんこと山寺宏一の声で脳内再生された人はおそらく同世代。

バナナがなければ、今の私はない

というのは過言ですが、バナナに助けられているというのは事実。

今回は私が過信しているバナナのお話。

バナナとの出会い

そんなのいつかなんて覚えていません。

いつのまにか食べてました。

なんなら、うちの子は離乳食から食べ始め、1歳なったくらいからはほぼ毎朝食べてます。

ただ、意識してよく食べるようになった頃のことは良く覚えています。

それは、USJで働き始めてからのことでした。

食欲が止まらない

少し仕事の話になりますが

USJでの仕事のスケジュールは、ショーを1日平均2.3回。少ない時は1回~多い時はMAX5回。それを週5日。

デビューしたての頃は、普段の2.3回ショーの日でも、帰るや否やすぐに寝てしまう日々。

単純に、そのころは体力が全然なかったのです。

(体力がなくてランニングを始めた話は、また別の機会に…)

そこで重要になってくるのが、ショー間のエネルギー補給。

1回のショーだけでも、相当エネルギーを消費していました。とにかくお腹が減る。

もちろん、仕事の時間帯にもよりますが、朝昼晩はしっかりと食べたうえで、さらにショー間での間食が必須になりました。

基本的に、その日の自分のショーが終わるまでは、箱の中で缶詰状態なので、仕事前にその日のショー回数より1回少ない分の食料を持っていきました。

菓子パン、惣菜パン、昼ごはん時を挟む時はガッツリ昼ごはん、そしてお菓子、飲み物など

食べる量は仕方ないとして、これを毎日となると、相当お金がかかる。なにせケチなもので。

そんな時に行き着いた先にあったのが

3つの条件

食べるものは別になんでもいいわけではなく、一応、希望の条件がありました。

①食べやすい

食べるときも顔や手は白い(唇は黒い)ので、なるべく汚したくなかった。

なにせ後で化粧直しに時間がかかるから。

そんな時に手も汚さずに、しかも直接パクッと食べられる。

そう、バナナでした。

②安い

菓子パンとかだと、一袋100円くらいはする。

それに比べると、いくつかまとまっていて、値段も同じくらい。

食パン?いや、バナナでした。

③美味しい

やっぱり、バナナでした。

ここに関しては異論無しということで。強引グMy Way

そう。バナナこそ運命の相手だったのです。

バナナ1本とて、侮るなかれ

ある日、ショー間に食べるのをケチってきた頃。

もうバナナ一本でいいわ。

と思ったのが発端でした。

バナナ一本を数十秒で平らげ、いざショーを終えてみると

ん?もったぞ。いけるやん、これ!

足りないどころか、むしろいつもよりお腹の満足感が保たれている。

バナナ様様

その日から毎日バナナ一本を持ち歩く日々が始まりました。

↑さすがにそれは言い過ぎでは

いや、本当です。

なんなら、バナナケースまで買って厳重に保管して持ち運ぶまでに。

というのも束の間。

どうせ毎日食べるならと、週明けの日に一房5本のバナナを買っていき職場の冷蔵庫に保管。

一日一本減る計算から、減っていくバナナを見ながら

もうすぐ今週も終わるなー

と週末カウントダウンバナナをしていました。(なんそれ)

※補足
一応、毎日野菜も取らねばと、野菜ジュースも飲んでいましたが、200mlのパックよりも1Lのパックの方が断然コスパが良かったので、これも一日200mlずつ飲み、週末カウントダウン野菜ジュースもしていました。(なんそれ2)

特別コラム 水分補給

話は少しそれますが、ショー間の間食と並んで必須だったのが、ショー中の水分補給。

一回30分ほどのショーですが、めちゃくちゃ汗をかく。

もともと汗っかきだったから余計に

そんなショー中に短時間も入れると計3回、水分補給できる時間がありました。

一回のショーで飲む量はボトル一本分、500ml

5ショーある日はショー中だけでも2.5L飲んでいた計算。

ショー間ももちろん水分補給するので、仕事中だけでおよそ4L飲んでいたのかと思うと、今でも代謝がいいのに納得。

こまめに十分な水分補給、大事です。

気になるバナナパワー

そんなこんなで、今でも忙しい朝(起きるのが遅くなった朝)に重宝しているのが朝一本のバナナ。

最近、気になったので、本当にバナナにそこまでの力があるのか調べてみました。

すると出るわ出るわ、バナナの良さ。

あり過ぎるので、3つに絞って紹介します。

その1 糖

バナナにはブドウ糖のほかに、果糖、ショ糖など、色々な糖質を含んでいます。

それらはそれぞれ種類によって体への吸収速度が違います。

そのため、体に絶え間なくエネルギーを供給することができます。

どうりで、1本だけでも1ショー余裕でいけるわけだ。

ちなみに、カロリーだけをみると1本約90kcalと意外に少ない。優秀。

その2 セロトニン

「幸せホルモン」と呼ばれる脳内物質、セロトニン。

そのセロトニンを作り出す材料である、トリプトファン(アミノ酸)とビタミンB6

そして、その2つを豊富に含んだのがバナナ。

セロトニンには、神経を落ち着かせてポジティブ思考にし、脳を活性化して集中力を高めてくれます。

どうりで、リラックスしながらも集中できてたわけだ。

そしてポジティブ思考。大事。

その3 マクロファージ

白血球の一つにマクロファージと呼ばれるものがあります。

そのマクロファージは人間の体の免疫システムで大きな役割を果たしています。

そして、バナナには他の果物よりもマクロファージを活性化させるようです。

つまり、免疫力アップ効果がある!

どうりで、健康に過ごせてるわけだ。

健康第一。何をするにしても体が資本ですから。

これぞバナナパワー

バナナ一本でエネルギー補給だけでなく、ここまで話を膨らませることができるとは。

恐るべし、バナナパワー。

ちなみに、バナナは好き嫌いとかの枠ではないです。

バナナ味の何かも好きとかそういう話ではなく、(バナナチップス、最近食べてないけどあれも美味しいなぁ)ただただバナナの持つ力を崇拝しています。(そこまで言うと、逆に気持ち悪いか。笑)


ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

真面目なエンターテイナー 今井脩

コメント