先日、オンラインで研修を受けました。
上越教育大学の赤坂真二先生のお話でした。
簡潔にいうと、教育の土台作りは学級経営にあり!
って感じでした。
担任経験も少なく、学級経営に力を入れる機会がなかった私にとっては、目から鱗でした。
とくに専科はあくまでも専門の教科を研究していくだけになってしまいがちで、学級経営を含めた視点も見落としてはいけないなと感じました。
以下、自分の気になったキーワードをまとめただけのものになりますが、記録として置いておきます。
深い学びのイメージ(1~4 枚目)
深い学び・・・学習過程の中で、これまでに身につけていた知識や技能を活用・発揮し、(←点と点をつなぐ)知 識や技能が相互に関連づけさせたり、組み合わされたりして、構造化したり身体化されたりしていくこと。
学級経営と深い学び(5~8 枚目)
いい授業・・・「主体的な学び」「対話的な学び」「深い学び」が同時に起こっている。 そのために、子ども同士がつながる必要がある。
信頼関係(多数決 1 つにしても、信頼関係が必要)
「悪路では高性能の車は走れない」道路=学級経営、車=授業
大学では、学級経営は教わらない。教科教育ばかり
どのクラスでもある程度落ち着いて授業できるかどうかは、学校環境が整っているかどうか。(☆スライド 28)
学級経営の基礎・基本(8~10 枚目)
「落ち着いたクラス」づくりには、型(基礎・基本)がある。
・誰一人傷つけられない関係性(基盤)
↓
・秩序ある関係性、ルール作り(基礎)
自立と協働のために必要なこと
授業のルール<生活ルール(授業のルールでは弱い、しめつけない)
↓
・いいたいことが表現できる(認め合い学び合う)関係性(充実)
主体性の伸長と自己実現
基礎・基本+クラス特有の文化
誰もきずつけないクラス 子どもをあたためる
→3 日ぐらい担任がいなくてもやっていけるクラスを目指す(中学校の先生には多い)
「仕事の成功は、関係性の成功にあり」ビジネスの常識
クラスの関係性⇔学校(教職員同士)の関係性は?
学級経営を成功させる設計図(スライド 37 今のクラスをみて、どこを注視すべきかを考える)
学級経営でつなぐカリキュラム・マネジメント(10~14 枚目)
学校=居場所 例:6年生、クラスに居場所があるかどうか。たてわりで活躍していても・・・ 共同体感覚
・他の人にも関心をもっていること ・相手の立場に身を置き、自分を相手と同一視し、共感することが基礎 →他者とつながっている精神的安定(感覚)が幸福感をもたらす 共同体感覚とウェルビーイング(←次の指導要領改訂のキーワードに?!)
「2030 年の社会と子供たちの未来」←未来にしか目が向けられていない。今を我慢 ⇒今、学校(授業)が楽しい!と思えるように
関わり方スキル・・・まず、全員が話す!(朝の会ペアトーク→授業でのグループ活動)
(※15枚目以降 時間足りず)
その他メモ
相手をたてる→相手も自分もハッピーに(存在を認めていく) きずつけないを第一に
ルール「~するな」×←何のために、なぜそうしてはいけないのか
みんなで同じことを→違っていい(お互いに) 自分と違う価値観を持つ人と関わると脳が疲れる→楽したい→決まった人と集まる ⇒カルチャーの共有
安心感からチャレンジへ 「できないことに助けを求めることができる、助けることができる」
自力解決←1 人で!? 個別学習が孤立学習になっていないか。
自立・・・自分のネットワーク、他人のネットワークに入ることができる 本当にできる子は、相手の考えを引き出すことができる→リーダーシップ チームとして機能する
基礎基本となる秩序、ルールを指導しても低学年には理解が難しい
→・適切な行動を知らない場合
・不適切な行動をして、叱られる、反応してもらうなどの刺激を受けたい場合
⇒適切なところで褒める←なかなかタイミングがない
→中性の行動(アドラー心理学)に目を向ける(良くも悪くもない行動)
低学年うちに 良い行動、中性の行動で8割 例:日常会話「髪切った?」など
質問より
・ここで話し合われていることを、今までの管理統制型を良しとする教師集団に伝えていこうと思います。時間を かけて。まず、どういったところから斬り込んだらいいでしょう?また、その後の過程はどのようなステップをふん だらいいでしょう?今日みたいな話をいきなりしてもどうかと思いますし・・・。
教員→いいクラスを見せる
統率力→受け取り方が悪かった
正義、ルール、秩序 しばるものではない→共通理解 禁止ルールが多い…
・私が勤めている学校では、来年度からチーム担任制を導入するようです。クラスの秩序を作り上げていく際に、 職員間でのおさえるべきポイントはどんなことがあるでしょうか。
⇒「困ったら助けてと言おう 困っていたら躊躇なく助けよう」