This is The Entertainment!

先日、木下大サーカスを観に行ってきました。

実はここ数年で2回目。(↑1回目)

たまたま近くで観れる機会があった&1回目観た時とても良かったので、ついついリピート。

感想とともに、これが今後の自分にどう活かしていけるのか考えていきたいと思います。

サーカスのイメージ

初めて行くまでは、サーカスというとテントの中で動物たちのショーが見れたり、ピエロが出てきたりというイメージしかなかったのですが、実際見てみると、大道芸の最上位互換!と言った感じ!

ピエロもいたし、動物の芸も少しありましたが、その他には一芸の達人たちの祭典!

大道芸を見ることが好きで、通りがけに見かけたら見ることが多く、その人たちのパフォーマンスがすごいのはもちろんですが、やはり世界は広い。

一芸でも極めるとそこまでなるのか!それ一つで生きていけるのではないか!と思うほど圧巻のパフォーマンスの数々でした。

パフォーマンスまとめ

・フラフープ

フラフープも極めたら、ここまで魅せられるのか!数の多さや、回す位置、輪投げも!?

・エアリアル

布やフープにぶら下がってのパフォーマンス。美しい。危険なはずなのに、そう見えないレベルの高さ。

・ジャグリング

バトンや輪っか、帽子までなんでもジャグリング。数と速さが世界レベル。イチオシ!

・逆立ち

これも体幹一つで極めるとここまでできるのか!と圧倒された。椅子を積んでいき、その上で逆立ち。数少ない日本人パフォーマー。

バー?を使ったパフォーマーも。片手でのパフォーマンスがすごい。無重力に見えた。

2人組で、1人は肩にハシゴをのせ、もう1人はハシゴの上で逆立ち。そしてハシゴが…

・イリュージョン

もう、何が何だか。仕掛けがわからん。だからすごい!

・ローラースケート

狭いところを2人でグルグル。少し地味だがやってることはすごい。

・観覧車みたいなやつ

言葉じゃ説明できない。テレビで見たことあったが、生は桁違いにすごい。

・馬

6匹が隊列を組んで…ここまでできるのにどれだけ苦労があったか。裏側は知りたくないかも。

・ライオン

2回目見た時はなかった。体調管理とかも大変なんだろうな…

・ゾウ

その巨体を自らコントロールするとは!圧巻の大きさとインパクト!終演後は写真撮影(有料)も。

・空中ブランコ

最後はやっぱりこれ。全員日本人。体操やってた人たちかな?見応えあり。


他にもあったかもだけど、思い出したのはこのくらいで…

ここがすごい!

これぞエンターテイナー!

中でも1番印象的だったのが、ジャグリング!

技の凄さはもちろんのこと、お客さんの楽しませ方、盛り上げ方が上手すぎる!

【ネタバレあり?】

輪っかのジャグリングで、10枚を超える数をジャグリングしながら、一つずつ首にかけていくというもの。

少しずつ数を増やしていき、ドラムロールとともに輪っかも最後の枚数へ。

初めは途中で失敗してバラバラ落としてしまうが、拍手をもらいながら再チャレンジ。

高さや位置を確認しながら、もう一度。

見事成功!かと思いきや、一枚だけ首にかからず…

日本語で一言(なんて言ってたか忘れた)弱音を吐きつつも、再度場を盛り上げて再チャレンジ。

見事成功で拍手喝采!!

その日、1番の盛り上がりを見せた。

と、ここまでが1回目に見た感想。

そして2回目にいく前に思ったこと…

ここまで一流のパフォーマーだったら、成功するのはもちろんのこと、わざと失敗することもできるのでは??

そう思って2回目を見てみると…

なんと流れが以前と全く同じ!

よくよく見ていたら、1個失敗するところはわざと1つ遠くに捨ててるように見えなくもない…

そしてその後見事成功。

まさか、わざと失敗することも技術として取り入れ、エンターテイナーとしてお客さんを楽しませることに全振りするとは…

調べてみると、9代続くサーカス一家だとか。

生粋のエンターテイナーだった…

木下サーカス【スターに注目/vol.3(ジャグリングショー)】
世界三大サーカスのひとつ「木下サーカス」の公演スケジュール、プログラムの紹介、歴史、求人情報 などを掲載しています。

ピエロ

何もあっと驚く超人技だけがパフォーマンスにあらず!

ショーの前や合間に出てくる2人組ピエロ。

初めは拍手の練習から、2人の茶番劇、お客さんを交えてのパフォーマンスも!

すごいと思ったこと3選

・言葉をほとんど発していない

言葉は便利だけど、言葉以外の表現(表情や仕草)の力強さを感じた。

・空気(雰囲気)作り

拍手をしたり笑ったり、声を出してもいいんだという空気が自然と出来上がっていく。そして…

・素人までがエンターテイナーに

無作為に選ばれた人のはずなのに、サクラか?!と思うほどのノリの良さ。それも、そこまでの積み上げがあってこそ。これぞ心理的安全性。

見せ方

仮設のテントで狭さを感じさせないのが、劇場ではあまり見ない縦(高さ)を使ったパフォーマンスがあってこそ。

また、それを最大限に活かした構成。

準備のいるパフォーマンスが次々と続く中、間延びを感じさせなかった。

初手の派手なミラーボールや照明を使った演出で、目線を上に持っていって下でスタンバイしたり、

上の方でパフォーマンスをしている間に下で準備をしたり、逆もあったり。

あとはピエロたち。

ステージだけでなく、客席の方に来て楽しませてくれている間に、ステージでは準備。

とにかく、流れが洗練されている。

流石、100年以上も続く世界三大サーカスの一つ。

まとめる

一人一人の世界レベルのパフォーマンスはもちろんのこと、それらを気持ちよく見てもらうための構成や演出、ちょっとした工夫まで。

ついでにいうと、それを商業として続けていける形。

サーカスのようなショーに限らず、どの業界でも言えると感じた。

一人一人がパフォーマンスレベルを最大限に高め続けること。

それをどう紡いでいくのか。

そう思うと、まだまだ自分のことで精一杯…

もっと真面目にエンターテイメント!

精進して参ります。